후리가나로 읽는 일본 고전
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あきぞらはれて
秋空晴れて
吉田 甲子太郎
吉田 甲子太郎의 秋空晴れて(あきぞらはれて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,291자 · 19화면
銀座、芝あたりの町は小人島のようだし、芝浦の岸壁に碇泊している汽船はまるで玩具だ。すぐ近くの日比谷公園は、飛行機から見下すように、立樹も建物も押しつぶされたように平ったく見える。
風がさわやかに吹いていた。
「なアに、なんとかなるさ。ならなきゃして見せるまでだ」
彼は急にはればれとした気持になって、シャツの襟をはだけて日にやけた胸を出した。まるで海へ帰ったようだ。
その時、うしろに立っていた岸本監督は、一男が無造作に歩き出したのを見て、はっとした。少年は今まで立っていた板張から出はずれると、ことさらに手で平均をとる様子もなく、両足をならべて立つ幅もない鉄梁を伝って、ひょいとビルディングの一番外側になっている鉄桁に足をのせた。そこで彼はポケットに手を突込んだまんま、目の下二十五メートルのところを白く流れている大通を見下した。自動車、自転車の往来でも眺めているのだろう。彼は無心にいつまでも見下している。
監督は大声が出したくなったのを、やっとのことで我慢した。足を踏み外したらどうするというのだ。彼はその時一男をひきずり倒して殴りつけたい程じりじりすると同時に、また一方では、その面憎いまで落ちつきはらった胆っ玉の太さに、思うさま拍手を送りたくなったのだった。