후리가나로 읽는 일본 고전
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ひきょうのにちりんき
秘境の日輪旗
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 秘境の日輪旗(ひきょうのにちりんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,829자 · 169화면
秀吉は、三百五十年も前に、大東亜の日本を心にえがいていたのだ。
ちょうどそのころ、すぐれた同志を引き連れて、偶然、渤泥(ボルネオ)に渡ったひとびとがある。
そのひとびとは、はじめ、どこへ渡ろうとしていたか、たしかではないが、途中で、いくども暴風に遇い、潮や風におし流され渤泥(ボルネオ)にたどりついたのだった。――
日本の内地と、朝鮮をあわしたほどもある大きな島、野蛮人と、ジャングルと、猛獣だけの渤泥(ボルネオ)へ!
ひとびとはそこで、獰猛な野蛮人と、火の出るようなはげしい戦いをした。猛獣や、毒蛇や、ジャングルの危険をおかして、奥地を探険し、思いがけない大発見をした。
いくらとってもつきない黄金――白銀――宝石――燃える石――燃える水――珍獣――珍果……
一行は狂喜して、出来るだけ多く、それらのものをあつめて、日本へ送ろうとした。危険な猛獣や、野蛮人から護るために、誰にも気づかれないような場所にそっとかくしてから使いの者を日本に送ることにした。――たくさんの人と、船をよこしてもらうためである。
使いの者には、一人の武士が選ばれ、皆で相談してきめた一通の書面を持って行くことにした。