후리가나로 읽는 일본 고전
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ちちぶのけいこくび
秩父の渓谷美
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 秩父の渓谷美(ちちぶのけいこくび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,963자 · 10화면
東沢
斯様にして私は多くの秩父の渓谷の中から、代表的に二のものを選び出すことを得た。一は笛吹川上流の東沢で、他は荒川の上流入川谷である。前者は花崗岩の谷であり、後者は花崗岩と水成岩と半している。前者は比較的深林よりも岩石に於て優り、後者は岩石よりも寧ろ深林に於て優っている。
東沢
東沢は西沢と共に笛吹川の上流子酉川の水源であり、且秩父渓谷中の双璧とも称す可きもので、険怪の度に於ては東沢の法螺ノ貝は、西沢の七ツ釜に劣るかも知れないが、西沢が七ツ釜から上流の稍平凡なのに引換え、東沢は法螺ノ貝の上流で釜沢、信州沢、金山沢の三に岐れ、金山沢は更に石塔沢を分ち、孰れも特長ある沢を成している。右の釜沢は其名の如く滝と釜との連続で、之を遡れば直接に甲武信岳に登れる。中央の信州沢を上れば、国境山脈の国師甲武信二山の間の最低鞍部に出で、左の金山沢を登れば、国境山脈と石塔尾根との分岐点附近に達するのである。
西沢は七ツ釜あるを以て有名であるが、実は釜の数は七つに限られている訳ではない、大小合せて優に三十以上はあろう。それが直径にすれば二キロ半にも足らぬ距離の間に連続して横たわっているので、上七ツ釜や下七ツ釜などの名が生れるようになった。