일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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けいばのいちにちについて

競馬の一日に就いて

菊池 寛

菊池 寛의 競馬の一日に就いて(けいばのいちにちについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,018자 · 10화면

아오조라 문고

それは大穴の出たための昂奮が競馬場の一種の雰囲気に変化を与え、人々はじっと落着いて固い本命などを検討している気にはなれなくなるからである。

こう云う時に諸君は一種の昂奮状態の競馬場内の空気に捲込まれてはならない。仮りに大穴が出たために諸君は馬券で損をしたにしても。

この時の心の構え方に隙があると、人は競馬の勝馬というものが何か理窟はずれの、籤引みたいなもののような気がしてくる。落着いた勝馬の考察ということができなくなってしまう。ついふらふらと無理な穴など狙ってみようなどと云う量見にもなる。

いつ如何なる時でも、レースに対してはそのレースの本命が確実かそうでないかを先ず第一に見極める精神を忘れてはならない。大穴が出て場内が騒然たる時に於いて特に然り。そしてその次のレースの本命が若しも根拠に乏しく、危なげなものだとしか考察出来なければ兎も角、それが確実な本命であると信ずるならば、これは買うべきレースである。

多くの人は今の大穴のために今度もまた穴ではないかと考え、本命を避けたい気持に傾くのである。その結果確実な本命に思わぬ好配当がついたりする事があるのである。