후리가나로 읽는 일본 고전
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けいばのいちにちについて
競馬の一日に就いて
菊池 寛
菊池 寛의 競馬の一日に就いて(けいばのいちにちについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,018자 · 10화면
番組の平凡な場合
番組の平凡な場合
一見して、ああ今日の競馬は詰らないと云う気のする時がある。各レース共本命がきまっていて、変化なく、面白い穴など到底出そうにも思われないのである。ところがその結果は必らずしも平凡に終らぬことがある。
今春中山の三日目などにしても、最初は幾分そう云う感じがしたが、それは初日、二日目とその前二日が珍らしいくらい順調なレースが多かったために、また今日も順調な結果に終るのではないかと云う気持に、直ぐ考えを支配されていたからである。しかしレースが済んで結果になってみると、なかなかどうしてそう順調なレースばかりではなかったのである。つまりそう平凡には終らなかったのである。
第一、第二、第三競馬までは一番人気の本命が人気通りに勝った。だから最初から今日のレースはみんな平凡だと思っていた感情は、この三レースの結果に依って益々そう云う気持に傾いて行った。四競馬では新聞の予想などから人気の大勢を推察すると、二番人気の馬が勝てば相当の好配当になりそうな感じがした。それに今日も本命日和だと思うファンの気持がみんなその一番人気の馬に傾きそうにも見えたのである。