일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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けいばのいちにちについて

競馬の一日に就いて

菊池 寛

菊池 寛의 競馬の一日に就いて(けいばのいちにちについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,018자 · 10화면

아오조라 문고

問題になりそうな馬は少なく大番狂わせなどありそうにもないと思っていると、これまた人気のセイカがポロリと落馬して、セイカと殆んど同じくらいに人気のあったビウコウは三着にさがり、時として着にはくるがどうも確実性に乏しいと思われ勝ちだったラブルミエールが勝って、この日初めての大穴を明けた。

それから続く八競馬、九競馬共に出走馬は五頭と云う少数で、その辺も大した狂いはなさそうに見えたが、八競馬は一本人気のマタハリが複式にも入らずして、二番人気のハクエイ一着で単式七十一円、二着に入ったホワイトローズが複式で九十四円つけた。九競馬は三番人気のニシキが勝って、単式九十三円複式四十円五十銭つけた。

あとの二鞍は共に本命が人気通りに勝ったが、恐らく平凡な結果に終りはしないかと思われたこの日の十一競馬のうちで最高人気が勝ったのは五レースだけで、大穴は一つだったけれど、結果は決して平凡でもなかった。

七競馬のア抽障碍のように、最初の感じでは平凡な顔ぶれだと思って、馬券を休む気になって、レースだけを見物していると思いがけなく大穴が飛出したりする。

平凡の如く見えて、平凡ならず、狂うかと見えて狂わず、競馬というものは実に千変万化であり、この道での苦労は如何に重ねても馬券ぐらい難しいものはない。