일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 226,715자 · 431화면

아오조라 문고

彼女は、こう云う季節に山路を行くには何か虫避けに頭から被れるものを携帯すべきであったと思い、ショールを持って来なかったことを悔いたが、晩にホテルへ帰って町の薬屋までカルボールリニメントを買いにやると、そんな薬はございませんと云って、モスキトンを買って来た。が、モスキトンでは利き目がないかして、夜に入ってからいよいよ痒く、一晩じゅう眠れなかったので、翌朝ホテルを立つ前にもう一度町へ使をやって亜鉛化オレーフを買って来させ、それを塗ってから出かけたが、上本町で真っ直ぐに事務所へ行く夫と別れて、ひとり蘆屋へ帰った幸子は、漸くその日の夕方に痒みが癒えて来たのを感じた。と、夫はいつもの時刻に帰宅して、何と思ったか、ちょっと耳をお見せと云って、幸子をテラスの明るい所へ引っ張り出して疾患部を仔細に見、ふん、これは蚋やないで、南京虫やで、と云うのであった。へえ、何処で南京虫にやられましたやろ、と云うと、奈良のホテルの寝台や、僕かて今朝はここが痒いと思うたら、ほら、と云って夫は二の腕をまくって見せ、これ、たしかに南京虫の痕や、お前の耳にかてこれが二箇所もあるやないか、と云うので、合せ鏡をして見ると、成る程それに紛れもなかった。