후리가나로 읽는 일본 고전
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 226,715자 · 431화면
幸子は雪子の云っていることに心から同感で、妙子に対しこのくらいなことは云ってやってもよいと思わずにはいられなかったが、でも自分には到底此処までは云えそうもないので、雪子がよくこう云えるものだと、驚きながら傍で黙って聞いていた。そう云えば、もう五六年も前になろうか、一度彼女は雪子が義兄の辰雄を掴まえてこんな工合に攻め立てるのを見たことがあったが、内気な人はどうかした拍子に途方もなく強くなるものであろうか、たしかその時も、日頃の因循な雪子に似合わず、理路整然と詰め寄って行き、辰雄がギュウギュウ云わされたのであった。
「成る程、啓ちゃんは働きがないかも知れんけど、その働きのない人に店の品物まで取るようなことさせといて、今になって義理がないなんて云えるやろか。………でも、こいさん誤解せんように云うとくけど、婆やさんは何もこいさんを恨んではるのんやないねんで。そない迄して啓坊はこいさんのために尽してはるねんよってに、何卒こいさん奥様になったげて下さい云うてはるねん。………あたし等かてそう云う事情が分って見れば、勿論そうなって欲しいねんわ。………」
「………」
「利用出来るうちは先途利用しといて、もう利用価値ないようになった云うて、低能の坊々に好え口があるやたら、一人で満洲へ行ってしまえやたら、ようそんなことが云えたもん