일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おうがいのけんこうとし

耄碌寸前

森 於菟

森 於菟의 耄碌寸前(おうがいのけんこうとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,925자 · 89화면

아오조라 문고

「事情」というのは義母と私たち夫婦との間が次第に面白くなくなり、ことに義母が感覚的に我々をきらうため、父の在世当時のある期間と同じように母の神経がいら立ち、私どもがその近くにいることさえその危険な妄想を激発させそうになったためである。かねがね心がけてはいたが、年の暮近く「事情」がせまったので充分配慮をする余裕がなく、国鉄大久保駅に近い古色蒼然たる空き屋敷のような門構えの家にあわただしく移ったのであった。次に引越したのは昭和二年で、団子坂に近い谷中三崎町の有名な長岡半太郎博士の邸。これは木口なども美事な日本建築で、御主人の老博士がなくなられ後継者の都合でしばらく空けて置くから入らないかと、未亡人と親しい小金井の叔母からのすすめであった。さらに私は郊外に新築することを思い立ち、埼玉県大宮町大宮公園近傍の盆栽村という所に広い地所を借り二階を含めて建坪七十坪の洋館を建てて移ったのが昭和五年の年末であった。

私が居をうつしてからしばらく空家のままに置いた観潮楼は結局人に貸すことになった。なるべく親戚か知人に家の保存のための世話をしてもらう意味で無代で住んでくれる人があればと考えたが、適当の人が見つからぬままに、また私の大学助教授としての俸給と、父から受けついだ少額の動産から生ずる利子とでは生活を支えて行くに足らなかっ