후리가나로 읽는 일본 고전
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おうがいのけんこうとし
耄碌寸前
森 於菟
森 於菟의 耄碌寸前(おうがいのけんこうとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,925자 · 89화면
それをようやく消しとめ家の中の家具や書籍の一部は持ち出したが、周囲から延焼して来た焔に煽られて危うくなったため、煙をくぐって北側の門から脱出して、団子坂下の汐見小学校に避難した。それから駒込曙町の小金井家を訪ねたのは翌朝であったという。その焼跡は寂寥として鴎外の白い大理石の胸像がひとり淋しく立ち、その傍には一本の焼け残った棕櫚の木があったということを当時親しく訪れて写真を撮った野田宇太郎さんが「芸林間歩」第二号(昭和二十年四月)に書いている。その後焼跡は文京区役所の手によって整地され、将来鴎外記念館のできるまでとの約束で児童公園とされたが、昭和二十九年七月九日、鴎外三十三回忌の日に、永井荷風さんの筆になる「沙羅の木」の詩を刻んだ石面と、作者武石浩三郎さんが手入れをし磨いて下さったので再び白く輝く鴎外胸像とを中心として、谷口吉郎さんの設計、鹿島建設株式会社の工事担当による「詩壁」の除幕式が行われたのである。
終りに一言いいたいのは、前に私は観潮楼がくさって倒れるまでも私だけの責任で、誰も助けてはくれず、史跡に指定されるなどは思いもよらぬと書いたが、その後十数年で今日のようになったことで、私は時勢の変化のはげしさにつくづく驚いている。