후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
火野 葦平의 花と龍(はなとりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 410,131자 · 824화면
なおも、巌流島の不思議な女たちについて、ひそひそと、語りあった。
詰所の中から、山下組の助役が出て来た。
「玉井は居らんか」
「居りません」
と、新之助が答えた。
「どこに行った?」
「さあ、飯食うて、どこかに出かけよりましたが、……また、飯代部屋で、将棋さしとるのとちがいますか」
「将棋の好きな奴じゃなあ。急用があったんじゃが、……」そういって、当惑したように、長い顎をつまんだが、マンに気づくと、「おマンさん、あんた、玉井と夫婦になるそうじゃね。玉井が、話しとったが……」
「嘘ですよ。誰が、あんな……」
「そうかね? ……嘘かね?」
新之助は、策略的な顔になって、助役の袖を引いた。
「ボーシン、あのハイカラ女ども、どこの者ですか?」
「そんな口きくと、碌なこたないぞ。今売り出しの、若松の吉田磯吉さんが、客人といっしょにつれておいでになったんじゃ」
新之助は青くなった。
「そういえば」と、助役は、ふと気づいた顔で、「森、お前にも用があったんじゃ」
「なんごとです?」
「昨夜から、うちの親方のところに、若松の吉田親分をはじめ、下関、小倉、博多、別府などの顔役方がお見えになって、泊りがけで遊んでいなさるんじゃ。