후리가나로 읽는 일본 고전
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はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
火野 葦平의 花と龍(はなとりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 410,131자 · 824화면
沖仲仕の総罷業は、洞海湾内のみでなく、石炭を掘りだす炭坑元をはじめ、鉄道、桟橋、汽船、帆船、沿岸諸工場、関門地方から、阪神方面にまで、さまざまの影響をおこして、問題は重大化したのである。水上警察署が、調停に乗りだして来た。
石炭商組合は、二万円以上は出せないといっていたが、二十六日になって、四万円にせりあげた。なお、さまざまの複雑な経緯を経てではあったけれども、解決をみたのは、二十七日、午前十一時である。二十五万円要求にたいして、六万円と、争議費用、三千円、計六万三千円というのであった。この金額が、調停案となったとき、
「玉井、どうするな?」
友田喜造に、そういわれて、
「それで、手を打ちましょう。いろいろ、ありがとうございました」
と、友田の前に、頭を下げた。
罷業は、ただちに、解除された。
港は、生き返った。
「おめでとう」
大庭春吉、森新之助、井上安五郎、原田雲井、藤本喜八郎、その他の人たちから、祝いの言葉を述べられたが、金五郎の渋面はとけなかった。
(友田喜造を、ピストルで脅迫したための成果が、なんで、うれしかろうか)
憂鬱は深まるばかりだ。
無論、この争議に働いたのは、金五郎ばかりではない。