일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わかきひのせっつのかみ

若き日の摂津守

山本 周五郎

山本 周五郎의 若き日の摂津守(わかきひのせっつのかみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,437자 · 47화면

아오조라 문고

「だめだな」と浜岡図書が云った、「こちらで選ぶよりしかたがあるまい」

「そう致しましょう」と重太夫が云った、「このみちだけは白痴でも人並、ということを申しますが、どうやらおだれどのはそのほうも人並ではないようです」

永井民部がなにか囁き、光辰は袖でゆっくりと口のまわりを拭いた。

「民部、――」光辰が振返って訊いた、「おだれどのとは、誰だ」

「お口が過ぎます」と重太夫が云った、「静かにあそばせ」

光辰はしょんぼりと沈黙した。

その夜、浜岡図書の屋敷で重臣たちが寄合い、側室の選考をした。それは微妙な会議であった。側室にあがった者が世子を生めば、その親は大なり小なり勢力を得ることができる。けれどもまた、しかるべき家柄の者が、すすんで自分の娘を側室にあげるということはない。たとえ相手が藩主であっても、側室はやはり側室だからだ。――重臣たちはいろいろと候補者をあげたのち、吉田屋作兵衛の娘がよかろう、ということにきまった。吉田屋は藩の御用商人で、息子が二人に娘が三人いた。商人の娘なら、たとえ世子を生んだとしても、親が藩政の邪魔になるようなおそれはない。そこでその翌日、次席家老が吉田屋作兵衛を呼んで、その旨を話した。