후리가나로 읽는 일본 고전
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とおのものがたり
遠野物語
柳田 国男
柳田 国男의 遠野物語(とおのものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,063자 · 79화면
八三
八四
八五
八六
八三 山口の大同、大洞万之丞の家の建てざまは少しく外の家とはかわれり。その図次のページに出す。玄関は巽の方に向かえり。きわめて古き家なり。この家には出して見れば祟ありとて開かざる古文書の葛籠一つあり。
大洞万之丞の家の建てざまの図
八四 佐々木氏の祖父は七十ばかりにて三四年前に亡くなりし人なり。この人の青年のころといえば、嘉永の頃なるべきか。海岸の地には西洋人あまた来住してありき。釜石にも山田にも西洋館あり。船越の半島の突端にも西洋人の住みしことあり。耶蘇教は密々に行われ、遠野郷にてもこれを奉じて磔になりたる者あり。浜に行きたる人の話に、異人はよく抱き合いては嘗め合う者なりなどいうことを、今でも話にする老人あり。海岸地方には合の子なかなか多かりしということなり。
八五 土淵村の柏崎にては両親とも正しく日本人にして白子二人ある家あり。髪も肌も眼も西洋人の通りなり。今は二十六七ぐらいなるべし。家にて農業を営む。語音も土地の人とは同じからず、声細くして鋭し。
八六 土淵村の中央にて役場小学校などのあるところを字本宿という。此所に豆腐屋を業とする政という者、今三十六七なるべし。