일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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そらとぶあくま

酒井嘉七探偵小説選 〔論創ミステリ叢書34〕

酒井 嘉七

酒井 嘉七의 酒井嘉七探偵小説選 〔論創ミステリ叢書34〕(そらとぶあくま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,471자 · 28화면

아오조라 문고

5

は交換されたのである。

5

三機は編隊で離陸した。一番機は沙里子だ。ほど近く航空標識の緑白紅、三連閃光が、正しい十秒の間隔を置いて、星ばかりの暗い夜空を衝きさしている。私は、彼女の唇を思わせるような、一番機の真赤な尾灯を、じっと見つめながら、注意深く操縦棹を握っていた。左翼が清川、右翼が自分だ。

「沙里子さん、封を切りましたか」

私は無電の送話器に口をあてて、彼女に話しかけた。彼女の声が、受話器に聞えた。

「まだですの。も少し昇ってから見る方がいいでしょう」

「そうですね。少し高度を取っておく方が、どの方向へ飛ぶにしてもいいでしょう。ね、清川君――」

「そうだ」

彼の声が聞えた。三機は編隊のまま、ぐんぐんと昇って行った。

「封を切りますよ」

沙里子の声だ。

「……おや短歌よ。とても日本趣味ね、万葉集の歌らしいわ。読みますよ。お二人とも聞いていて頂戴。――牽牛と織女と今夜逢ふ天漢内に波立つなゆめ……」

「天漢内に……」

清川の声が聞えた。

「それじゃ、漢内飛行場ですね。坂君、そう考えないかい」

「そうだろう、そうに違いない。あれは伊吹山の山麓に、新しく出来た飛行場だったな」