후리가나로 읽는 일본 고전
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つげびと
野菊の墓
伊藤 左千夫
伊藤 左千夫의 野菊の墓(つげびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,955자 · 71화면
事実は兼吉が牛をたたいたのかもしれないが、ふたりのいい状はそうであった。ふたりに同時に去られてもこまるから、主人はふたりを庭へつれこんだ。
「そうだ……気ちがいだから、おれに免じておまえたちもがまんしてくれ、おれがあやまり賃はだすから、花前も気ちがいながら、牛をだいじにしてからの思いちがいであってみるとかわいそうなところがある、だからおれがあやまる、これからおまえたちはふたりで仲間になっていて、花前は相手にせぬようにしていたらえいじゃないか、これで一ぱいやってがまんしてくれるさ、えいか」
兼吉も五郎も主人に、おれがあやまるからといわれては口はあけない。酒代一枚でかれらはむぞうさにきげんを直した。水車の回転も止めずにすんだ。生業ということにかかわっていれば、らちもないことにも怖じ驚くばかばかしさを主人はふかく感じた。細君もでてきて、
「わたしほんとにおどろきました、あのけたたましい声ったらないですもの、気ちがいがどんなことをしたかと思って……ああそうでしたか、まあよかった、それにしても花前はなんだかわたし、気味がわるくて……」
主人は細君のことばを打ち消して、