후리가나로 읽는 일본 고전
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 160,770자 · 322화면
そのとき、明智探偵は、怪人二十面相と、一騎うちの勝負をしていたのです。二十面相は、すきを見て、ただひとり鉄塔の方へにげていきました。明智は、はやくも、それをみつけて追せきしたのです。おわれていると気づいた二十面相は、とある小部屋へにげこんで、中からドアにかぎをかけてしまいました。明智は、からだごと、そのドアにぶつかって、とうとうそれをやぶりましたが、たった二―三分のあいだに、どこへにげたのか、部屋の中には、だれもいなくなっていました。出入り口は、いまやぶったドアのほかにはありません。
明智は四方の壁をたたきまわって、秘密の通路でもあるのではないかと、しらべましたが、べつにあやしいところもないのです。
そのとき、てんじょうのほうに、みょうな、もの音がしました。「さては。」とおもって、懐中電灯でてらしますと、てんじょうから、ドシンと、おそろしい音をたてて、一ぴきの巨大なカブトムシが、目の前に落ちてきました。
二十面相は、明智がドアをやぶっている、わずかのひまに、その部屋においてあったカブトムシのからを身につけて、とくいのわざで、壁をはいあがってかくれたのでしたが、いつまでも壁をはっていくことはできません。