후리가나로 읽는 일본 고전
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 160,770자 · 322화면
ヘリコプターは、みるみる鉄塔の真上にきて、透明な乗員席が、よく見えるほどの、近さにありました。それを見ると、二十面相のカブトムシはふたたび「あっ。」と、さけび声をたてないではいられませんでした。その透明な乗員席には、操縦士のほかに、小林少年と、賢二少年がのりこんで、にこにこしながら、塔上の怪物を見おろしていたからです。
さっき、二少年をめがけて、とんできたのは大ワシではなくて、このヘリコプターだったのです。むろん明智探偵のはからいで、塔上の二少年をすくうために、長野県警察の手で、近くの町からの電話れんらくによって、松本市の新聞社から呼びよせたものでした。そして、ヘリコプターから、縄ばしごをおろして、ふたりを、すくいあげたのです。
そうこうするうちに、明智探偵をさがしていた警官たちが鉄塔に気づいて、塔の一階にかけつけ、鉄ばしごをふみながら、屋上へおしよせてきました。屋上は、もう警官でいっぱいです。
二十面相は、もうどうすることもできません。警察につかまってしまうばかりです。
塔上に進退きわまった巨大な妖虫は、ジリジリと、あとずさりをして、一方のすみの鉄のてすりに、からだをくっつけてしまいました。