후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 鬼の面
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控 鬼の面(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,082자 · 257화면
「今朝の味噌汁に、毒が入って居ました」
「やられたのは?」
「私とお六さんは、お勝手をして居るので、助かりました。直次郎さんは帳場が忙しくて、朝飯がおくれたので助かりましたが――」
「あとは?」
「内儀さんとお絹さんが一番ひどく、今頃は死んだかも知れません。男達は早く気のついたせいか、みんな大したことも無かった様子です」
「他に使いの者もあったことだろうが、お前が此処へ来たのは?」
平次はそれが不思議でならなかったのです。十九の娘が、髪を振り乱し、脛もあらわに、紅の裳を踏みしだいて、江戸の町を駆けて来るというのは物好きや芝居気では出来ないことです。
「私は縛られそうだったんです。石原の仁助親分のところの子分衆が多勢乗込んで来て、毒を呑まない私と直次郎さんが怪しいと、蔭で囁き合っているのを聴いて、驚いて飛出しました。親分さん、お助けを願います」
お夏は日頃の冷たさをかなぐり棄てて、平次の膝に縋りつきそうにするのです。恐らくお静がお勝手から気を揉んで顔をださなかったら、お夏はそうしたかもわからない程夢中になって居りました。
平次の女房のお静は、この綺麗な娘の顔を、遠くの方から覗いて居りましたが、思わず、