후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 鬼の面
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控 鬼の面(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,082자 · 257화면
に対する場合に劣らず、想像以上に尖鋭になって居た時でもあったのです。
平次は八五郎と共に、時を移さず、山谷まで飛んだことは言うまでもありません。
春徳寺に着いたのは、もう酉刻半(七時)という時刻だったでしょう。秋の陽はとうに暮れて、寺町は淋しく暗くなりまさるばかりですが、春徳寺だけは寺社の係り役人を迎え、三輪の万七の子分達を交えて、高張提灯の物々しい警戒振りです。
だが、盗まれた三千両は、それっきり行方もわからず、殺された手代宗次郎の死骸は、引取手もなく、寺の一室にそのままにしてあります。
平次が来たと聞くと、寺社の役人河村半治は、ホッとした顔になりました。慣れない仕事で、自分ではどうにも裁きがつかず、そうかと言って、評判のよくない三輪の万七に全部を任せるのもはなはだ気が進まなかったのでしょう。
「おや、平次が来てくれたか、それは有難い。万七と相談をして、良きように取計らってやれ、拙者は一応引揚げる、いずれ又参るとして――」
寺社役河村半治は、晩酌の膳と内儀の顔が恋しくなった様子で、さっさと引揚げてしまいました。
神社仏閣の中で起った事件は、言うまでもなく寺社奉行の係りで、町方は口を出す権利さえ無かったのですが、上野の山内のように、山同心が居て、自治的に取締りが出来て居る場所は別として、一般江戸の町の寺や