후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,866자 · 318화면
「この拵えに見覚えはないかえ、石原の」
平次が取出したのは、蝋塗鞘、赤銅の鍔、紺糸で柄を巻いた、実用一点張の刀です。
「お、これは一昨日の晩、泉屋本家へ曲者が残して行った脇差と同じ拵えだ」
「そうだろう、――どうも揃った道具らしいが刀だけが後家になっているのは可怪しいと思ったよ」
銭形平次は、さり気なく宗太郎の顔を見やります。
「親分、――やはり弟が」
宗太郎は柱へよろけました。
「宗太郎、隠しちゃ、ためにならないよ。弟はどこに居る、――お前は知っているはずだ」
「いえ、何にも存じません」
宗太郎はもう顫えております。
「小僧と下女を呼んで調べようか、銭形の」
利助は勢い立ちました。
「それもいいだろう」
そう言う平次の前へ、小僧と女中は呼出されました。吉蔵という十三四の少年と、おさめという山出しらしい二十歳前後の女です。
「隠さずに言うんだぞ。お前達はこの家へ奉公してから何年になる」
「私は二た月前で、おさめどんは、一と月にしかなりませんよ」
吉蔵は先輩らしい優越感にひたります。
「その前の奉公人は?」
「皆んな暇を取りました」
「それでは聞くが、近頃、ここの弟という人は来なかったか」