후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九) 全十冊
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(九) 全十冊(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,029자 · 82화면
玄庵さんは申しました。毒薬は極く僅かだが、あれを毎晩呑まされて居ては、とてもたまらない。と、恐ろしいことでございます。
――銭形の親分さん、なんとかしてこの恐ろしい下手人を縛って、忠五郎を助ける手段はございませんでしょうか。忠五郎ばかりではございません。この儘にして置くと、いずれは私も殺されるに決っております。現に私の部屋の敷居の豆は毎朝動いておりますし、私の気分は一日一日と悪くなって参ります。そのうちに私もどっと寝込むようになれば、誰が忠五郎を助けてやることが出来るでしょう。
――それだけでは、確かな証拠がないと仰しゃるのですか、――私の左二の腕をお目にかけましょう。この痣――小さいが火のような赤い痣があったばかりに、それを見知っていた、乳母のお安は殺されてしまいました。可哀想に気の良い女でございました。近いうちに親類方がお顔を合せることになっておりますが、お安にそれを言い立てられると、小松屋の跡取りは間違いもなくこの私ということになりますので、私を蹴落す前に、まず生き証人のお安を殺したのでございましょう。
――お浜はまた少し綺麗過ぎました。亡くなった父親が、なまじ吉太郎に娶合せようとしたのが仇で、吉太郎が勘当された後、私というものが乗込んで来て、お浜と天下晴れて許婚になると、吉太郎が厚木から帰って来