후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十三)青い帯
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十三)青い帯(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 114,244자 · 231화면
「そいつは始末が悪かろう。ところで、二日前の晩に、ここを発った時刻を聴きたいんだが」
平次はさり気なく訊ねます。
「宵から急ぎの仕事を片付けて、発ったのは子刻(十二時)だいぶ過ぎでしたよ。どうかしたら子刻半(一時)近かったかも知れません」
「一人かえ」
「え、仲間の若い人たちは、前の晩から品川へ行って、土蔵相模で遊んでいたそうで――」
「仕度は?」
「大した仕度はなかったようです。もっとも、路用がないからと言って、うちの人から三両ばかり借りて行きましたが」
「有難う、そんな事でよかろう」
それ以上は平次にも引出しようはありません。
物足りない心持で神田へ帰って来ると、品川へやった下っ引の竹も、目白へ行った八五郎も帰って来ておりました。
竹の報告は予期した通り、
「松太郎は寅刻(四時)過ぎには品川で土蔵相模の仲間と一緒になっていますよ」
夜の短い時分で、寅刻過ぎというと、すっかり明るくなっているはず、根岸から子刻過ぎに出ると五里近い道を辿り着くのが精一杯でしょう。
「八の方はどうだ」
平次は八五郎のモジモジした顔へ振り向きました。
「牝犬の死んだ前の日、変な奴がウロウロしていたそうですよ。