후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(四)城の絵図面
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(四)城の絵図面(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,179자 · 280화면
二十七八――どうかしたらもう少し若いでしょうが、とにかく、素晴らしい肉体を持った女で、その妖艶な美しさは興奮した後だけに、かえって眼の覚めるようです。若い雌鹿のように均勢のとれた四肢、骨細のくせに、よく脂の乗った皮膚の光沢などは、桃色真珠を見るようで、側へ寄っただけで、一種異様な香気を発散して、誰でも酔わせずには措かないといった、不思議な種類の女だったのです。
「お、人形町の師匠じゃないか」
「あら、銭形の親分」
取り繕ったところをみると、紛れもありません。それは人形町で踊りの師匠をしている、有名すきるほど有名な女だったのです。
「お町さんの姉というのは、師匠だったのかい」
「え、あの娘も本当に可哀想な事をしました。思い詰めた事があったら、それと私に相談してくれればいいものを」
お勢は新しく湧いて来る涙をどうすることも出来ずに、身を捻って、袖口を顔に押当てました。痛ましくも顫える肩のあたり、何という艶かしくも美しい悲しみの姿態でしょう。
「気の毒だったネ、そんな事もありはしないかと思って、八五郎を側へ付けておいたんだが――」
「そうですってね、本当に親分さんの思いやりは、どんなに有難いと思ったか――でも、死ぬ気になった者は、どんな隙でも見つけます。