후리가나로 읽는 일본 고전
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ながさきのかね
長崎の鐘
永井 隆
永井 隆의 長崎の鐘(ながさきのかね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,109자 · 131화면
しかし、これは回復するものである。肺は肺炎を起こし、腎臓は萎縮の像を呈する。副腎がおかされると皮膚がうす黒くなってくる。全身症状としては、照射後数時間にして発生する放射線宿酔があり、これは数日間つづく。同じ照射を受けても若い者ほどいちじるしい障害を受ける。若い人は死んでも老人は生き残るということがある。
放射線にはそれぞれ一定の致死量がある。しかし、障害のあらわれるのには細胞それぞれ一定の潜伏期があるのだから、即死ということは起こらない。致死量以上の照射を受けた者はどんな手当てをしても助からない。大量であればあるほど症状が激烈で、早期に死亡してしまう。
原子爆弾の原子病は果たしてどんな症状を呈したかというと、大体以上略記した過去の放射線医学の知識に一致するものであった。原子爆弾の場合に作用した放射線は、爆発時に大量飛来した中性子とガンマ線と、その後長く爆心地から風下、すなわち東方地区に残留した放射能とであって、その作用には厳密にいえばそれぞれ差異があるのだが、いちばん強力だったのは中性子であり、微弱ではあるが厄介なのは残留放射能、すなわち七十五年生息不能説の本態である。