일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ながさきのかね

長崎の鐘

永井 隆

永井 隆의 長崎の鐘(ながさきのかね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,109자 · 131화면

아오조라 문고

この上野町は爆発点より六百メートルの近距離にあって、当時現場にいた住民は防空壕の奥深く潜んでいた一人の子供を除いて全部死亡した所、灰と瓦礫の町である。ここで爆裂直後三週間以内に壕舎住まいを始めた人々には重い宿酔状態が起こり、それが一か月以上も続いた。また重い下痢にかかって苦しんだ。特に焼けた家を片づけるため灰を掘ったり瓦を運んだり、また屍体の処理に当たった人の症状ははなはだしかった。症状はラジウム大量照射を受けた患者の起こすものに似ており、たしかに放射線の大量連続全身照射の結果であった。

一か月以後から居住を始めた人の症状は軽かったが、やはり宿酔と消化器障害がみられた。蚊や蚤の刺痕や小さい傷が化膿しやすく、白血球の軽度の減少があるらしかった。

三月後からはもう著明な障害は起こらないようになった。住民はどんどん家を建てて居住を開始した。それは復員者と疎開者と引揚者とが主である。ところが白血球を調べてみると、居住開始後一か月すると異常な増加を示し、平常数の倍になる。これは微量放射線の連続全身照射にみられる症状である。つまりこの土地には極微量の放射能が残留しているのであって、これは爆撃当時米国から注意されたとおりである。