일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ながさきのかね

長崎の鐘

永井 隆

永井 隆의 長崎の鐘(ながさきのかね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,109자 · 131화면

아오조라 문고

しゃがんで撫でてみると人間。べっとりと血らしいものが手のひらについた。腕を伝わって手首を握ってみると、脈はない。かわいそうに、橋本君は合掌をして、そこからまた二、三歩行くと、またも倒れている人につまづいた。髪がぬらりと手首にねばりつく。まだあたりは真っ暗だ。この闇の、私のまわりに一体何人死んでいるのだろう。橋本君は脈をさぐりながら見えぬ目を開いて、あたりを見回した。

突然ぽうと赤くなった。窓の外で火が燃えだしたのだった。ちろちろと炎は次第に大きくなる。そのうす赤い火に照らしだされた目の前の光景は! 橋本君は思わず死人の脈を手放して突っ立った。広い病院の廊下に赤い逆光線を受けて、転がっている人の肉体。うつ伏し、横ざま、あおむけ、膝をまげているのもあり、虚空をつかんでいるのもあり、立とうともがいているのもある。橋本君はこれは独力では手がつかぬ。まず救護隊が集まり、組織的な団体活動でなければだめだと悟った。それではとにかく皆を部長先生の埋まっている所へ集めよう。ご免ね、ご免ね、とことわりをいいながら死人をとび越えて、階段を透視室へと下っていった。

透視室の連中はレントゲン透視台を組み立てている最中だった。