후리가나로 읽는 일본 고전
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ながさきのかね
長崎の鐘
永井 隆
永井 隆의 長崎の鐘(ながさきのかね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,109자 · 131화면
内科の病棟には全身の急性関接リューマチスの患者がいて、大倉先生と山田君とが抱いて出ようとすると、痛い痛いとわめきだし、そんなに痛い目にあわすのならこのままおいといてくれといった。仕方なく他の患者から運び出して、とうとう最後にこのリューマチスだけになった。もう一度抱きかかえると、担架でなけりゃ嫌だと駄々をこねる。二人はあちこち捜し回るけれども、役に立つ担架は一つもない。だいぶん時間を費やして、仕方がないからとさらに病室へ行ってみたら、そこにはもう火炎がまいていた。大倉先生は私の所に駆けつけて、「一人だけどうしても出ません」と訴える。私は「それだけ尽くしたらもういいです。その患者の責任は私が負いましょう」といった。しかし大倉先生と山田君とは、人殺しをしたような顔をして、炎の舌の舞うあの病室を見上げている。
腕時計はすでに二時を回っていた。いつのまに三時間もたったのだろう。火炎は今が最も盛んである。風はさっきから西風だった。何十メートルの炎が見上げるばかりの大空にお互いに高さを競い、風に押されては東へ崩れかかる。大学は町の風下になっているので、このコークス置き場も危険になった。