후리가나로 읽는 일본 고전
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ちょうへんさっかとしてのマクシム・ゴーリキイ
長篇作家としてのマクシム・ゴーリキイ
宮本 百合子
宮本 百合子의 長篇作家としてのマクシム・ゴーリキイ(ちょうへんさっかとしてのマクシム・ゴーリキイ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,925자 · 4화면
ゴーリキイは感受性の鋭い、智的というより感覚的な作家であって、目撃した人間の微細な動作、声や目の感じなど鋭利にとらえているけれども、人間と人間との輪廓、人間と人間との間に生じている遠近法などの把握では、常に何か茫漠としている。そういう部分がゴーリキイ的な地色で塗られている。色は多様で燦いているが輪廓が鮮明に動いていないところは、どこやらビザンチン式モザイックの趣があり、過去のロシアの民衆の内部にあった感受性の或る傾向を示すものではなかろうかと考える折があります。
一つの現実に対して、ゴーリキイは丁度ヴォルガ河がその上流から悠々と崖を洗い、草原をひたし、木材の筏を流しつつカスピ海にそそぎ入るように、目についた端の方から、一つずつひろがる流れにまき込んで書いてゆく。どっちかというと自然発生的である。現実の現象の底流れを掴み、作家として自分の目をとらえた事象の底をついて整理し、頭から尻尾まで見とおした上で細かく筆を運んでゆくと云うのではない。べったりと、大局的抑揚少く、日から夜へ夜から日へと進んでゆく。ゴーリキイは自分勝手に現実を拵えない作家であると同時に、時には目の先の現実に押されたと思われます。