일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あめしょうしょう

雨瀟瀟・雪解 他七篇

永井 荷風

永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면

아오조라 문고

折角の御酒も御覧の通り二、三杯いただくと唯うとうとと眠気を催すばかりさ。さすが蜀山先生はうまい事を書いていますよ。先達さる人から『奴師労之』と申す随筆を借りて見ましたがな……。」と種彦は先ほどから舷に肱をつき船のゆれるがままに全く居眠りでもしていたらしく、やや坐住居を直して、今更のように四辺の賑いを打見遣りながら、どうかすると、摺交う舟の唄または岸の上なる見世物小屋の騒ぎにも打消されるほどな静な声で、蜀山人が随筆『奴師労之』の終りに、老病ほど見たくでもなくいまいましきものはなし……酒のみても腹ふくるるのみにて微醺に至らず物事にうみ退屈し面白からず。声色の楽みもなくただ寝るをもて楽みとす。奇書も見るにたらず珍事もきくにあきぬ。若き時酒のみてとろとろ眠りし心地と狎れたる妓のもとに通いし楽は世をへだてたるごとくなりきと書いた文章の事をしみじみと語り出して、その終に添えた狂歌一首、「ながらへば寅卯辰巳やしのばれん、うしとみし年今はこひしき。」それをばあたかも我が身の上を咏じたもののように幾度か繰返して聞かせるのであった。屋根船はその間にいつか両国の賑を漕ぎ過ぎて川面のやや薄暗い御蔵の水門外に差掛っていたのである。