후리가나로 읽는 일본 고전
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면
また時にはこっちからどうだ句はまだ出来ないかと催促して直してやった事もありました。しかし後になって考えて見るとその男は別に俳句が好きというのではない、わたしが時々句をよむから御気に入ろうと思ってそんな事をきいたのでしょう。とにかくそういう抜目のない男の事ですから学士になって或地方の女学校の教師になると間もなくその土地の素封家の壻養子になって今日では私立の幼稚園と小学校を経営して大分評判がよい。それだけの話なら何も悪くいう処はない。わたしも大に感心しなければならんのですがどうも気に入らないのはその男のやり方です。教育の事業をまるで商店か会社の経営と心得ているらしい。毎年東京へ来て朝野の有力者を訪問する。三年目には視察と称して米国へ出掛け半年位たって帰って来ると盛んに演説をして廻る。まアそれも結構です。わたしの甚だ気に入らないのは去年の事だ。やっと四十になったかならずの年輩でありながら自分の銅像をその地方の公園に建て己れの功績を誇ろうとした事です。天下の糸平の石碑がいかに大きかろうがそれは子孫のやった事だから致し方がない。自分の道楽からわが銅像をわが家の庭に立てる位の事なら差支えないがその男の遣方はそれとなく生徒の父兄を説いて金を出させ地方の新聞記者を籠絡して輿論を作り自分は泰然としているように見せ掛けるの