후리가나로 읽는 일본 고전
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
山本 周五郎의 青べか日記(あおべかにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,334자 · 76화면
予は真に人生の底にいる。今は全くの孤立だ、予は人生にあっては自分より外には何ものも之を頼むべからずと云う事を切実に知った。友達とは何か? 若し人に友達が必要である時、――その時こそ友達ならではと云う時、友達が背を見せて去ったら、――何の為の友ぞと云うであろう、然り、友達とは何か。現代にあって「友達」と云う関係の有つ意味は、「利害相一致せる倶楽部員」と云う以外の何ものでもない。若しAとの友達関係に於て、Bが多少なりとも損害を被ると杞憂せられんか、最早AとBとの「友達」はおしまいである。
よし、予は現代の「友達」を見棄てた。
今日は府の美術館に「西洋美術回顧展」を見た。槐大の画三枚、関根正二の画二枚、黒田清輝の画数枚、それから高橋由一の画を見た。関根と黒田が大きかった。特に黒田は偉大である。矢張り人は長生きをして為事を完成しなくてはだめだ。若い内は作品は唯衒気ばかりだ、天才があってもそれは唯閃きをみせている丈だ。五十にならなくては本当じゃない。今日、ストリンドベリイの「青巻」を読み了えた。最後の言葉「苦しみ働け、常に苦しみつつ常に希望を抱け、永久の定住を望むな、此の世は巡礼である」