후리가나로 읽는 일본 고전
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いずこへ
風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇
坂口 安吾의 風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇(いずこへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,879자 · 242화면
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庄吉の作品では一升ビンなど現れず概ね四斗樽が現れて酒宴に及んでいるから文壇随一のノンダクレの如く通っていたが、彼は類例なく酒に弱い男であった。
元々彼はヒヨワな体質だから豪快な酒量など有る由もないが、その上、彼は酒まで神経に左右され、相手の方が先に酔うと、もう圧迫されてどうしても酔えなくなり、すぐ吐き下してしまう。気質的に苦手な人物が相手ではもう酔えなくて吐き下し、五度飲むうち四度は酔えず吐き下している有様だけれども、因果なことに、酒に酔わぬと人と話ができないという小心者、心は常に人を待ちその訪れに飢えていても、結んだ心をほぐして語るには酒の力をかりなければどうにもならぬ陰鬱症におちこんでいた。だから客人来たる、それとばかりに酒屋へ女房を駈けつけさせる、朝の来客でも酒、深夜でも酒、どの酒屋も借金だらけ、遠路を遠しとせず駈け廻り、医者の門を叩く如くに酒屋の大戸を叩いて廻り、だから四隣の酒屋にふられてしまうと、新天地めざして夜逃げ、彼の人生の輸血路だから仕方がない。
彼は貴公子であった。彼の魂は貧窮の中であくまで高雅であったからだ。