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キリストきょうにゅうもん

キリスト教入門

矢内原 忠雄

序「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>門をたたけ「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第一章 人生と宗教「嘉信第十四巻第八・第九号」嘉信社、1951(昭和26)年8・9月<br>キリスト教入門第二章 いかにしてキリスト教を学ぶか「嘉信第十四巻第十・第十一号」嘉信社、1951(昭和26)年10・11月<br>キリスト教入門第三章 キリスト教の歴史「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第四章 キリスト教の神観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第五章 キリスト教の人間観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第六章 キリスト教の救済観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第七章 基督者の生涯「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教早わかり「嘉信第九巻第六・第七・第八号」嘉信社、1946(昭和21)年6、7、8月<br>無教会早わかり「嘉信第十巻第四号」嘉信社、1947(昭和22)年4月<br>聖書について「嘉信第十巻第七号」嘉信社、1947(昭和22)年7月<br>イエスの生涯「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月<br>あとがき「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 119,257 字 · 234 页

青空文庫

教会の日曜礼拝説教は、聖書を説くことよりも教師の「感想」であることが多い。週日に聖書研究会をもつ教会は多いが、それに出席する信者は比較的に少ないのである。概して言えば、プロテスタント教会の行事は説教と社交と運動とが中心であって、聖書研究は、たとえそれを実行しているところでも、むしろ従たる地位を与えられているにすぎない。

この点において画期的な改革を実行したものは、内村鑑三先生の無教会主義であった。先生はその集会をば教会として組織しないで、これを聖書研究会と呼び、先生の日曜集会そのものが聖書研究会であった。先生はまた旧約聖書にも新約聖書同等の重要性を置いて、聖書全体の研究と講義を伝道の中心とした。また先生の創刊した月刊雑誌を「聖書之研究」と題し、聖書の教えを国民の間に普及するに力をつくした。先生の流れをくむ無教会者の伝道は、いずれも先生の創始された集会及び雑誌の形式と方法と精神を継承して、聖書の研究をすべての人に解放し、すべての人の中に聖書を学ぶ心を刺激し、聖書の研究を信仰生活の中心としているのである。無教会主義にいかなる欠点があるにせよ、そこに来て聖書を学ぶ熱心がよび起こされぬことはなく、聖書を知る意欲の満足されぬことはない。