轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

うちゅうせんぺい

宇宙尖兵

海野 十三

「新青年」1943(昭和18)年7月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 35,974 字 · 72 页

青空文庫

まず最近、月世界へ着陸するだろう」

「月世界へ着陸するって。月世界には空気がないから、僕たちは下りられないだろうね」

「それは心配ない。空気タンクを背負い、保温衣を着て下りていけばいい」

「なるほど、しかしわれらの究極の目的地は火星よりももっと遠方の空間に有るわけなんだろう。月世界へ寄って道草を喰うのはつまらんじゃないか」

「そうじゃないよ、岸君。月世界は地球に一等近い星だ。地球にとってはいわゆる隣組さ。月世界の役割は今後ますます重要になる。つまり月世界をまずわれら地球人類の手で固めておかなければ、今後の宇宙進攻はうまくいかない」

「月世界をわれら地球人類の前進基地として確保しなければならぬというのだね」

「そうだ。これは誰にも分る話さ。只、ぼんやりしていたのでは、それを思いつかないだけのことだ」

「なるほど」

僕はフランケの言葉に同意しないわけにいかなかった。

「われらの月世界着陸は、最も重大なる意義があるのさ。恐らく今度の航程のうちで、最も大きな収穫が期待されているのだと思う。場合によれば、僕は月世界の残留組を志願してもいいと思っている」

さすがにフランケは、しっかりしたことをいう。