轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かいとうおう
怪塔王
海野 十三
「東日本小学生新聞」東京日日新聞社、1938(昭和13)年4月8日~12月4日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 167,635 字 · 337 页
光るロケット
1
隊長機のロケットを、とり押さえてはどうだと、大利根博士実は怪塔王からいわれて、小浜兵曹長は大きくうなずき、
「そうだ。よろしい、あのロケットをとり押さえよう。これはすばらしい獲物だ」
いつ、どんなときにも、おそろしいということをしらぬ勇士小浜兵曹長は、この白骨島に不時着このかた、ちょうど腕がなってしかたがないところでありましたので、怪塔王にいわれるままに、ロケットを分捕ってしまう決心をかため、階段をかけおりました。
「どちらへお出かけになりますか」
と、黒人が心配そうにたずねました。そのとき怪塔ロケットは、悪いところが直って、まもなく出発できるようになっていました。ですから、黒人は、兵曹長からの約束で、いよいよ体を自由にしてもらえるときがちかづいたとよろこんでいたところでありました。
「いま、着陸するロケットがあるから、あれを分捕ってくる。ちょっと待っておれ」
「は、そうですか」
といったものの、黒人は、小浜兵曹長があまりに大きなことをいいだしたのにびっくりして、あとはいいだす言葉も見つかりません。
「じゃ、ちょっと待っているんだぞ」