轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

06 一九三九年(昭和十四年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页

青空文庫

そのため暫く出廷できないまま、逸見重雄、秋笹正之輔、袴田里見、木島隆明、西沢隆二の公判がはじまった。スパイ大泉兼蔵の公判は分離して十月三日からはじまった。顕治が出廷できないために、せめて百合子が傍聴しておいた方がよいということになって、この頃からずっと連続傍聴した。

[自注19]七月中は日曜月曜とつづいた休日があるだけで、火木土、火木土と八時―四時頃まで出ます――公判の日どりと、時間わり。

[自注20]仕事はむいています――現代文学における婦人作家の研究。『文芸』に連載。九年後一九四八年『婦人と文学』として単行本にまとめられた。

[自注21]よいプランです――獄中の顕治のために厚く綿のはいった着物だの羽織だの、どてらが入用なのに、普通の仕立物をするとこは、東京では綿入れをしませんから、とことわられ、いつも困っていた。

七月十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕

七月十日  第六十一信

朝のうちは涼しいようだったのに午頃から大分むしましたね、御気分いかがでしょう。フムと云って例のようにお笑いになる、まあ、そんなところね。どうぞ呉々お大事に。

きょうは午すこし過までそちらで、かえりました。