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まめせんすいていのゆくえ
豆潜水艇の行方
海野 十三
「家の光」家の光協会、1941(昭和16)年8月~1942(昭和17)年1月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 20,245 字 · 41 页
どうだ、あたったろう」
白服の怪外人は、それをきくと、うーんとうなって、また一そう顔をあかくし、下士官たちの方をふりむきました。
そこで、青木学士は、ここぞと思い、
「だから、わからないなら、わからないとはっきりいって、僕たちにおしえを乞えばいいじゃないか。礼をつくせば、僕だって、おしえてやらぬこともない。自分のよわ味をかくそうとして、いばりちらすなんて、よくないことだ」
こういわれて、さすがの怪外人も、こまった様子です。それからというものは、急に彼は態度をかえて、ことばをやわらげました。
「いや、わしも、べつだん、事をあららげたくはないのだ。君が、かくさずおしえてくれるというのなら、尊敬をもって、説明をきいてもいいと思っている」
なにが尊敬でしょう。自分たちに都合がいいとなると、どんな白々しいことでもいう彼らでありました。
「じゃあ、説明をしましょう。しかしその前に一つ、非常に不審なことがあるんだが、あなたにたずねて答えてくれますかね」
と青木学士がいいました。
「ははあ、交換条件というやつだな」
「まあ、そうですね。これはアメリカでもやることでしょう。