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あかつちへくるこどもたち
赤土へくる子供たち
小川 未明
「せうがく三年生」1939(昭和14)年6~12月
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 16,075 字 · 33 页
おどろいて、信一と勇二は、その後を追ったのです。紙芝居のおじさんは、何ごとがおこったのかと、思ったのでしょう。
「どうしたのだ、どうしたのだ。」と、ききました。
「学校の先生が、きたんだよ。」
「なに、先生が。ちっともわるいことは、ないじゃないか。」と、おじさんはいばりました。
学校の先生が、七、八人、上級の生徒をつれて交通整理の見学にとおったのです。先生たちが、いってしまうと、信一も勇二も善吉も武夫も顔を見せました。
「みんな、どうしたの?」と、おじさんがいいました。
「ぼくたち、いまとりいの前で、べいをしているのを見つかったんだよ。」
「なぜここへきて、話をきかなかったの? そんなことをするから、先生が、こわいのだよ。」と、おじさんは笑いました。
「小山くんが、先生に、ぼくたちのことをいいつけたんだ。だから、先生が、ぼくたちのそばまできて、のぞこうとしたんだ。」
「あした、学校へいくとしかられるよ。」と、善吉はしょげてしまいました。
「小山くん、ひきょうだね。こないだのしかえしをしたんだ。」と、信一は、いいました。
「ほんとうに、ひきょうだな。」
「おじさん、このお話、後はどうなったの?」