轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

あかつちへくるこどもたち

赤土へくる子供たち

小川 未明

「せうがく三年生」1939(昭和14)年6~12月

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 16,075 字 · 33 页

青空文庫

」と、善吉は、いいました。

「あ、持っておいでよ。」

このとき、あちらから、勇二と武夫が、

「なにしているの。」と、口々に、わめきながら、やはり、かけてきました。

「べいごま。」

「ぼくも持っているよ。」

「いくつ?」

「ぼくは、十五個ばかり。」と、武夫が、いいました。

「おお、たくさんあるんだな。」と、みんなが、感心しました。

「勇ちゃんは、持っていないの。」

「僕は、十個ばかり。」と、勇二が答えました。

「なんだ、みんな、持っているんだな。じゃ、ここへ持ってきて、まわしっこしない?」と、善吉がいいました。

「しようよ。ただやるだけなら、いいんだろう。やったり、とったりして、かけなけりゃね。」と、勇二が、いいました。

「ほんとうは、それでは、おもしろくないんだがな。」と、武夫がいいました。

「だめ、見つかったら、しかられるから。」

「さあ、早くみんな、家へいって、持っておいでよ。」と、信一が、いいました。

「オーライ。」と、子供たちは、元気よく、いっさんに、原っぱから、かけ出して、きえてしまいました。

まっさきかけて、つっこめば

なんともろいぞ、敵の陣

馬よいななけ、かちどきだ

信一は、うたいながら、しきりに、べいをまわして、しばらく、しなかった、手ならしをしていました。