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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

失敬だとか怪しからんと云うのは、ただ口の先ばかりで、腹の中の屈托は、全然飯と肉に集注しているらしかった。

代助は気の毒になって、当座の経済に幾分の補助を与えた。寺尾は感謝の意を表して帰った。帰る前に、実は本屋からも少しは前借はしたんだが、それは疾の昔に使ってしまったんだと自白した。寺尾の帰ったあとで、代助はああ云うのも一種の人格だと思った。ただこう楽に活計ていたって決して為れる訳のものじゃない。今の所謂文壇が、ああ云う人格を必要と認めて、自然に産み出した程、今の文壇は悲しむべき状況の下に呻吟しているんではなかろうかと考えて茫乎した。

代助はその晩自分の前途をひどく気に掛けた。もし父から物質的に供給の道を鎖された時、彼は果して第二の寺尾になり得る決心があるだろうかを疑った。もし筆を執って寺尾の真似さえ出来なかったなら、彼は当然餓死すべきである。もし筆を執らなかったら、彼は何をする能力があるだろう。

彼は眼を開けて時々蚊張の外に置いてある洋燈を眺めた。夜中に燐寸を擦って烟草を吹かした。寐返りを何遍も打った。固より寐苦しい程暑い晩ではなかった。雨が又ざあざあと降った。