轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

アラスカのひょうが

中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河

中谷 宇吉郎

中谷宇吉郎『中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河』。同一底本的分册已合并为一书。收入:アラスカの氷河、永久凍土地帯、黒い月の世界、白い月の世界、満洲通信、アメリカの旅、アラスカ通信、ウィネッカの秋、ウィネッカの冬、ツンドラへの旅、ネバダ通信。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 122,039 字 · 248 页

青空文庫

島木氏の『満洲紀行』にも、集団開拓民の人たちが、蔬菜の貯蔵に如何に苦しむかということが書いてあるが、こういう問題を末節的なことと考えるのは大変な間違いであって、その人たちの身になって見れば、協和会がどうなったというようなことよりも、もっと大事な問題かもしれないのである。

Tの家できいた話では、奉天でも、冬になると大根が一本一円以上もするので、大抵の人は大根を何寸くらいといって切って買って来るのだそうである。菠薐草などといえば、全く薬用という意味しかないらしい。奉天のように沢山日本人のいる所で、しかも日露戦争後今日までの年月の間、要路の人が、せめて日本人が喰うだけの生鮮蔬菜の貯蔵法の科学的研究ぐらいを、どうしてさせなかったのかと全く不思議な気がした。

もっともハルピンで、この方面の専門家に会って聞いた話では、北満ではいよいよこの問題の解決に差し迫られて、昨年から試験に着手したそうである。ずいぶん暢気な話だが、それでも大変結構なことで、その成功を祈る気持で詳しい話をきいた。こういう問題については勿論失敗する場合もあろうが、失敗の時の資料をも綿密にとっておくことが、科学的の研究なのである。