轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

アラスカのひょうが

中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河

中谷 宇吉郎

中谷宇吉郎『中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河』。同一底本的分册已合并为一书。收入:アラスカの氷河、永久凍土地帯、黒い月の世界、白い月の世界、満洲通信、アメリカの旅、アラスカ通信、ウィネッカの秋、ウィネッカの冬、ツンドラへの旅、ネバダ通信。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 122,039 字 · 248 页

青空文庫

ヒロの町から、マウナ・ロアの頂上まで、ずっと雨量計を配置し、すっかり準備をととのえて待っていたのであるが、驟雨がちっともやってこない。ヒロといえば、驟雨が名物で、年じゅう降っているところである。それだからこの土地を選んだわけであるが、この時はぜんぜんといっていいほど降らなかった。とうとうあきらめて、一行が引き揚げたら、次の日から、連日降ってきたというのが、この町の語り草になっている。私たちが昔、前橋へ雷の観測に行った時にも、似たようなことがあって、この点はあらかじめ心配しておいた。

そのために雲の微速度撮影を計画したのであるが、これは日の出前と日没後の仕事が多いので、それだけだと、昼間がまるであいてしまうことになる。それで少し欲ばるようであるが、雪の降らない日の昼間は、凝結核の研究をすることにした。これは巧くあたって、思わぬ拾い物をした結果になった。雪が本格的に降りだしたのは、一月十四日の夕方からであって、それまで四十日間、雪を待っていたわけである。この四十日の間に、凝結核の研究では、だいぶおもしろいことがいくつかわかった。その中には、スモッグの研究の手がかりを得たというような副産物もあった。