轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
01 乾雲坤竜の巻
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 340,187 字 · 666 页
と言いかけたが、寒がりの大膳亮、夜風を襟元へうけて、すばらしく、大きな嚔を一つ――ハックシャン!
これに驚いて与の公、きょとんとしている。
そのうちにだんだん落ち着いてきた与吉が、ますます縁の真下へにじり寄って、丹下左膳からいいつかって来たことを、思い出し思い出し申しあげると!
黙って聞いていた相馬大膳亮、大柄な顔が見るみるひき歪んで、カッと両眼を見ひらいたばかり、せきこんで来ると口がきけないらしくやたらに鼻の下をもぐもぐさせて床から乗り出して来た。
その半面に、明りが奇怪にうつろう。
――関の孫六夜泣きのかたな……乾雲丸と坤竜丸。
丹下左膳が、昨年あけぼのの里なる小野塚鉄斎、神変夢想流の道場を破って、巧みに大の乾雲丸を持ち出したことから、その後のいきさつ、覆面火事装束の一団の出現、坤竜の諏訪栄三郎に蒲生泰軒という思わぬ助けがついていて、おまけに左膳が顎を預けている本所の旗本鈴川源十郎があんまり頼みにならないために諸事意のごとく運ばず、乾雲は依然として左膳の手にあるものの、いまだに二剣ところを別して風雲急を告げ、左膳は今どっちかというと、苦境におちいっているかたち……これらの件を細大洩らさず、順序もなしに与吉は、じぶんのことばでベラベラと弁じあげたのち、エヘン! とちょっとあらたまって、