轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
にじゅうしのひとみ
二十四の瞳
壺井 栄
「ニューエイジ」1952(昭和27)年2月1日~11月1日
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 113,429 字 · 227 页
そしてマスノの耳にくしゃくしゃとささやいた。二人だけの自慢にしようとしたのに、マスノはすっとんきょうに叫んだ。
「わあ、嫁さんにいったん!」
小ツルは、まだあるんだとばかりに、
「な、ほてな、あのな」と、わざとゆうゆうになり、「シンコンレンコン(新婚旅行)なあ、おしえてやろうか」
「うん」
「うん」
「こがつくとこ。んがつくとこ。ぴがつくとこ。らがつくとこ」
「わかった、こんぴらまいり」
「そう」
わあっと声があがった。百メートルほども先になった上級生の男の子たちがふりかえったが、そのままいってしまうと、みんなもとっとと、そのあとを追いながら、口だけはやかましく小石先生の噂をした。それはおとといのことで、昨日小ツルの父が聞いてきた話だということもわかった。嫁にいったとすれば、小石先生はもう学校をやめるのではなかろうかというのがマスノの意見だった。小ツルがそれにさんせいし、小林先生も、嫁にいくのでやめたと、記憶のよいところをみせた。そしてまた、やめてもらいたくないという希望をいち早く口に出したのもマスノであった。めずらしく早苗とコトエがさんせいした。早苗がコトエに、