轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

こざくらひめものがたり

小桜姫物語

浅野 和三郎

03 小桜姫物語

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 136,097 字 · 267 页

青空文庫

五十一、第三の修行場

』

『それは神木である御蔭じゃ。俺の外にこの銀杏には神様の御眷族が多数附いて居られる。若しいささかでもこれに暴行を加えようものなら、立所に神罰が降るであろう。ここで非命に斃れた、かの実朝公なども、今はこの樹に憑って、守護に当って居られる……。イヤ丁度良い機会じゃ。そなたも一応それ等の方々にお目にかかるがよいであろう。何れも爰にお揃いになって居られる……。』

そう言われて驚いて振り返って見ると、甲冑を附けた武将達だの、高級の天狗様だのが、数人樹の下に佇みて、笑顔で私達の様子を見守って居られましたが、中でも強く私の眼を惹いたのは、世にも気高い、若々しい実朝公のお姿でした……。

×      ×      ×      ×

さなきだに不思議な妖精界の探検に、こんな意外の景物までも添えられ、心から驚き入ることのみ多かった故か、その日の私はいつに無く疲労を覚え、夢見心地でやっと修行場へ引き上げたことでございました。

五十一、第三の修行場

私の山の修行は随分長くつづきましたが、やがて又この修行場にも別れを告ぐべき時節がまいりました。

『汝の修行もここで一段落ついたようじゃ。