轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
「少年倶楽部」1931(昭和6)年8月号~1932(昭和7)年6月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 110,920 字 · 219 页
「きみがそういうなら、ぼくもいましいて弟の罪はあばきたくないよ」
「ありがとうございます」
「いや、お礼はぼくがきみにいわなきゃならんのだ」
やがて次郎がうさぎをさげて帰ってきた。十時になって潮がさし始めた。三人はボートをこぎだした。ちょうどその夜は満月であった、清光昼のごとく、平和湖に出たのはもう夜半であった。その夜はそこに一泊し、翌日の午後六時ごろぶじ左門洞につくことができた。
そのとき湖畔につり糸をたれていたガーネットが三人のボートを見るやいなや、さおをすてて洞穴へ走り、三人の帰着をしらせたので、連盟少年はゴルドンをはじめとし一同でむかえて万歳をとなえた。
この夜富士男は一同をあつめて遠征の結果を報告し、北東のほうに見えたあやしき白点のことなどをつまびらかに語った。いろいろな議論が出た。
「鳥か雲かをたしかめるために船をつくって遠征しよう」
「いや、そんなことに骨を折るよりもこの島に安住するほうがよい」
議論の結果はやはりむだな冒険をせずに冬ごもりの準備をするほうがかしこきしかただと決定した。
この月の中旬イルコックはニュージーランド川に一隊のさけがくだりゆくのを発見したので、毎日あみをおろしてさかんにさけを捕獲した。