轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

にほんのでんせつ

日本の伝説

柳田 国男

「日本神話伝説集」日本児童文庫、アルス、1929(昭和4)年5月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 104,931 字 · 207 页

青空文庫

古い日本の大きなお社でも、こういう若々しくまた貴い神様を祀っているものが方々にありました。そうしていつでも御身内の婦人が、必ずそのお側に附いておられるのであります。それから考えて見ますと、十一月二十三日の晩のおだいし講の老女なども、後には貧乏な賤しい家の者のようにいい出しましたけれでも、以前にはこれも神の御母、または御叔母というような、とにかく普通の村の人よりは、ずっとそのだいしに親しみの深い方であったのではないかと思います。それぐらいな変化は伝説には珍しくないのみならず、多くのお社や堂には脇侍ともいって、姥の木像が置いてあり、また関の姥様の話にもあるように、児と姥との霊を一しょに、井の上、池の岸に祀っているという、伝説も少くないのであります。

私は児童の守り神として、姥の神を拝むようになった原因も、大子が実は児の神のことであったとすれば、それでよくわかると思っています。姥はもと神の御子を大切に育てた故に、人間の方からも深い信用を受けたのであろうと思います。それについてはまた二つ三つの少し新しい伝説もあります。紀州岩出の疱瘡神社というのは、以前は大西という旧家の支配で、守り札などもそこから出しておりました。