轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

あねがわのかっせん

日本合戦譚

菊池 寛

菊池寛『日本合戦譚』。同一底本的分册已合并为一书。收入:姉川合戦、厳島合戦、川中島合戦、田原坂合戦、長篠合戦、賤ヶ岳合戦、碧蹄館の戦、島原の乱、山崎合戦、鳥羽伏見の戦、大阪夏之陣、真田幸村、応仁の乱、四条畷の戦、小田原陣。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 154,771 字 · 313 页

青空文庫

大阪方で転封と云うことがなければ、大事の城の濠を潰させるわけはない。内約的に栄転的転封を約したのであろう。

三月中旬に、大阪より青木一重、淀君の妹の常高院などが駿府に下り、家康に増封を請願しているのでも分る。大阪方では、集った諸浪人の扶持のために、ぜひとも増封が欲しかったのである。

つまり、大阪陣と云うのは、ある点からは、関ヶ原で失業した諸浪人の就職戦争であるから、媾和になった場合には、浪人の扶持問題が起るのは、当然なわけである。

此の増封を拒絶されて、四月五日に秀頼は、開戦を決している。

四月二十四日に、家康が大阪に遣した最後通牒は、次ぎの通りだ。

一、秀頼の封邑中、去年の兵乱に摂津の百姓離散せるは疑うべからざるも、河内は然らず。(之は変だが、つまり秀頼よりの増封の要求の理由を反駁したのである)

二、媾和以後浪士は、速かに解放すべきに、却て多数の浪士を招集せしは何故ぞや。

三、城中戦備を整うるを以て、人心の動揺甚し、暫く大和郡山に移封あるべし。

増封乃至は増封的転封を拒絶し、転封だけさせようと云うのであるから、大阪方が怒ってしまったのである。そうすると家康は「止むを得ざる仕合せ」