轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
とうあのへいわをろんず
東亜の平和を論ず
大隈 重信
「外交時報 第八四号」1904(明治37)年11月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 15,708 字 · 32 页
に向って往く。露西亜が西の方に向うところの力は、全く噴火力を失ってしまったのであるが、「バルガン」に向うところの力は今噴火が休んでいるので、機の乗ずべき時があれば直ぐまた燃え出るのである。何となればこれを防止するのは一国の力ではない、数国の力であるから、数国の力が合一する時に於てはこの働きは止まるが、これが薄弱になると直ぐ起って来るのである。
東洋に於てもその通り。露西亜の東洋に勢力を奮うのは世界の商業国は喜ばぬ。英国も米国も独逸も決して喜ばない。何故に喜ばぬかというと、露西亜が勢力を奮えば商業は衰えてしまう。露西亜の勢力が盛んになれば、世界の商業市場たる支那はほとんど露西亜の禁止的重税に苦しめられてしまうのである。それ故にこれは皆反対するのである。反対がどういう形式で現われたるかというと、即ち支那の保全、門戸開放。この門戸開放という議論が何故に起るかというと、門戸を閉すものがなければこれを開放する必要が起ろう道理はない。知るべし、露西亜の国旗の翻る所には必ず商業を閉すということがある。それ故に世界文明の国、世界商業の盛んな国は、東洋に於ける露西亜の侵略には皆反対である。